睡眠と痛みの関係

2015年8月、ルウェイ公衆衛生研究所からの研究報告です。

研究対象となる参加者は、ルウェイの10,412名の成人(平均年齢58歳、54%が女性)で、標準的な疼痛感受性検査を実施しました。

その結果、痛みの感受性は、不眠症の頻度および重症度が高まるほど上昇したといいます。

痛みの感受性は入眠時間の長さとも関係していたそうですが、睡眠時間の長さとの関連はみられず、また、これらの関係は性年齢を調整後も有意であったということです。

つまり、睡眠障害の度合いが高くなるほど痛みを感じやすく、良質の睡眠であれば多少睡眠不足になっても痛みの感受性には影響しないいということです。