糖尿病にはウォーキング
欧州糖尿病学会(EASD)が発行する医学誌「ダイアベトロジア」に、2016年7月発表された研究結果によると、ウォーキングを無理なく続けることが、ジョギングなどの激しい運動をするよりも、糖尿病を予防するために効果的だといいます。
米国のデューク大学医療センターの研究で明らかになったもので、糖尿病に打ち克つためには、週に12km、つまり1日およそ2kmのやや活発なウォーキングをはじめるだけでも、続けていれば体は変わっていくと述べています。
「糖尿病を改善するためのウォーキングは、ふだん歩いているよりもやや活発に、1日30分以上かけて行うと、体脂肪が燃焼しやすくなります。体が慣れてきたら、運動強度を少しずつ上げていくと、効果はさらに高まります」と、デューク大学医療センターのウィリアム クラウス教授はアドバイスしています。