慢性炎症とは
自然医学では昔からいわれてきたことだが、現代医学でも近年になって「慢性炎症」という概念がとりいれられた。
これは、体内で炎症がゆるやかに進行する病態で、がん、心臓病、糖尿病、アルツハイマー病など多くの主要な疾患に関わることがわかってきた。
こうした致命的な慢性炎症を防ぐのには食事療法が有効で、2016年3月に英国リバプール大学から、慢性炎症の予防に役立つ食品の研究結果が報告された。
果物や野菜の豊富な食事でポリフェノールを摂ると慢性炎症から保護されることは既に知られているが、タマネギ、ウコン、赤ブドウ、緑茶、アサイベリー由来の(ポリ)フェノールが、慢性炎症のリスクのある人に役立つことが示唆されたという。