野菜や全粒穀物は「うつ病」も予防

白米や白パン、加糖飲料などの精製された炭水化物など、GI値の高い食品は消化吸収が早く、急激に血糖値を上昇させることはよく知られるようになった。

こうした食餌は、肥満や2型糖尿病の原因になるだけでなく、うつ病や気分障害、疲労感などの症状を引き起こしたり悪化させたりする原因となる事が示唆された。

コロンビア大学医学部の研究チームは、1994から1998年に「女性の健康イニシアティブ研究」に参加した、50~79歳の女性6万9,954人に、食事に関するアンケートに回答してもらったところ、食事のGI値が最小グループと比べて、最大グループはうつ病の発症リスクが22%増加することが明らかになった。

逆に、全粒穀物、野菜、果物、食物繊維を多く摂取していた女性では、うつ病のリスクは減少していたという。