野菜や果物より雑穀類がダイエットに有効
糖質制限ダイエットのブームにより、炭水化物摂取量を減らすために穀物をカットする人も多い。
ケンブリッジ大学のNick Wareham教授らの研究グループは、1日にどれくらい、どんな種類の食物繊維を摂れば、肥満にならずに糖尿病のリスクを下げることができるのか調査を行った。
その結果、同じ量の食物繊維なら、野菜や果物よりも雑穀類の食物繊維のほうが体重を減らし、糖尿病を予防する効果が高いことがわかった。
11,559人の2型糖尿病患者達と、15,258人の健康な人を比較して、1日10グラムの食物繊維をフルーツから摂取した場合、5%程度しか体重を減らす効果がなく、野菜由来の食物繊維でも、7%程度しか脂肪を減らして病気を予防する効果が見られなかった。
一方、雑穀類由来のシリアルファイバーには、25%も糖尿病になる確率を減らす効果があったという。