赤ワイン1杯の勧め
2015年5月6-9日に開催された欧州肥満学会で、夕食事の1杯の赤ワインが、糖尿病患者の脂質・糖代謝を改善するという研究結果が報告された。
発表したのはイスラエル・Ben-Gurion University of the NegevのIris Shai氏らで、良好にコントロールされた飲酒習慣のない成人の糖尿病患者224例を対象とした。
いずれの群も食事はカロリー制限なしの地中海食とし、ミネラルウオーター、白ワイン、赤ワインのいずれかを2年間,毎夕食時に150mLずつ飲用させた。
その結果、赤・白ワインはいずれもミネラルウオーターに比べてわずかに糖代謝を改善。また,赤ワインを摂取した患者では脂質プロファイルも有意に改善したという。