糖尿病境界域はテレビに注意

「Diabetologia」オンライン版に4月1日掲載された研究論文によると、糖尿病境界域の人がテレビを観る時間が1時間増えると2型糖尿病の発症リスクが3.4%高まるそうだ。

本研究の責任者、米ピッツバーグ大学公衆衛生学大学院のAndrea Kriska 氏は、肥満に悩む米国にとって、この研究結果は問題だと述べている。

この結果について、米国糖尿病協会(ADA)のDavid Marrero氏は、代謝への影響に加えて長時間テレビの前に座っていることは過食を促進すると指摘。「私自身も、テレビの周辺にいるとジャンクフードを口に入れやすい。消極的なテレビ視聴ではスナック菓子を食べる傾向がある」と話している。