65歳以上に強い薬は無効

1月12日の「JAMA Internal Medicine」オンライン版に、米イエール大学内分泌学助教授Kasia Lipska氏らが、高齢者の糖尿病患者に強い薬を使うべきでないというコメントを出した。

2001年~1012年の全米健康栄養調査から、65歳以上の糖尿病患者1288例について健康状態を3段階に分け、全員が厳格な血糖コントロールを強いられているにもかかわらず、その10年間に健康状態の改善は見られなかったという。

彼らの多くは、インスリンやスルホニル尿素薬という、低血糖のリスクにさらされる薬を使用していた。

しかし10年たっても健康状態に改善は見られないために、こうした薬剤で治療しても何の効果も得られないことが証明されたとしている。