野菜と果物のすすめ

ロンドン大学公衆衛生・疫学部による食習慣の大規模調査(2001~2008年、6万5,226人)によると、野菜や果物を多く食べている人は、全ての年齢層で、死亡率が低いことが判明したという。

すべての死因による死亡率は、野菜と果物を1皿以下しか食べていない人に比べ、1~3皿食べている人は14%、3~5皿の人では29%、5~7皿の人は42%低下した。

果物は糖分が多いため、朝に食べると良い。朝は糖分が早くエネルギー源になるので、ビタミンや食物繊維など果物の利点だけを得ることができる。

ただし、夜は果物も含め甘いものはお勧めしない。過剰なエネルギーが中性脂肪になるからだ。

糖尿病では果物も禁止する向きがあるが、果物には、ビタミンA・C・Eなどが含まれ、ポリフェノールやカロテンなど抗酸化作用のある成分を摂取できる。さらに、果物ががんを予防するという研究報告も多いため、糖だけを問題にして避けるのはいかがなものかと思う。